- ベトナムに移住する時、初期費用はいくらかかった?
- どれくらい貯金してお金を持っていけばいい?
この記事では、ベトナム・ホーチミンに移住する時にかかる初期費用の金額とどれくらい日本円を持ってくるべきかを紹介します。
私はベトナム人の妻とベトナム・ホーチミンに在住しており、ホーチミンに来た時にどれくらい日本円を持ってくるべきかすごく悩んだことがありました。
この記事を読めば、ベトナムに移住する時にかかる初期費用の金額が分かるので、どれくらいお金を持ってくるべきか分かりますよ!
ベトナム移住の初期費用を大きく占めるのは住宅費
初期費用の中で一番大きなウェイトを占めるのが、住宅の初期費用です。
ベトナムの賃貸契約にはデポジットの支払いが必要
ベトナムの賃貸契約には礼金はなく、デポジット(日本で言うところの敷金みたいなもの)のみかかります。
そして、家具家電付きが普通です。
ベトナムの賃貸のデポジットの相場は?
自分が住んでいるホーチミンの場合、大体このくらいの費用が発生します。
- デポジット:家賃の1~2ヶ月分
- 前家賃:1ヶ月分
デポジットは家賃2ヶ月分の場合が多いです。
基本的に家賃2ヶ月分のデポジットを支払う前提で初期費用を準備すべきですが、デポジットが家賃1ヶ月分のところも探せばあります。
どうしても初期費用を抑えたい場合は、デポジット家賃1ヶ月分で探してもらうように依頼してみることをおすすめします。
>> ホーチミンで賃貸を探す時のおすすめサイト3選【2022年最新】
家賃は前払いなので、デポジットと同時に次月分の支払いもある
デポジットの支払いの時は、デポジットに加えて次月分の家賃も支払う必要があります。
次月以降の毎月の支払いの時は「今月の光熱水費+次月の家賃」を支払います。
【結論】家賃の3ヶ月分をまとめて支払う可能性が高い
住宅の初期費用についてまとめると、最大で家賃の3ヶ月分を一気に支払う可能性が高いです。
例えば、家賃が5万円のサービスアパートだと15万円分まとめて支払う必要があるということです。
コンドミニアムなどもっと良いところに住みたい場合は、20万円、30万円とさらにまとまったお金が必要になります。
用意できる初期費用に合わせて賃貸物件を探さないと、デポジットで割とお金がかかるので注意が必要です。
ベトナム移住の初期費用において1ヶ月分の生活費はいくらかかる?
無事に住む場所を確保した後も、初給料が出るまではベトナムのお金はありません。
なので、渡航後の初給料が出るまでの生活費は持っておく必要があります。
ということで、ここでは住居費を抜いた1ヶ月分の生活費を紹介します。
- 食費:600万VND程度(約30,000円)
- 交通費:100万VND程度(約5,000円)
- 雑費:100万VND程度(約5,000円)
ベトナムの食費は人それぞれだが、大体600万VNDで足りる
ベトナム在住2年目ですが、食費は最大で1ヶ月あたり600万VND程度です。(ただし、アルコールは含みません。)
自分の場合は割と大食漢で、食事は基本デリバリー。
ベトナムローカル以外のご飯も、週3くらいで食べて、この金額となります。
ご飯代の物価はこんな感じ。
- ローカルのご飯:1食100円~300円程度。
- 日本食やピザなどの他国のご飯:1食500円~1,000円。寿司などはそれ以上。
交通費
ベトナムでは、基本Grab Car(タクシー)かGrab bike(バイクタクシー)での移動です。
バイクタクシーとは、バイクの後ろ座席に乗る(いわゆる2ケツ)タクシーのことです。
交通費の相場
- バイクタクシーで数㎞くらいの近くに行くレベルなら、片道3万VND(約150円)~程度です。
- 車のタクシーの場合はバイクタクシーの倍くらいしますが、それでも片道5万VND(約250円)~程度です。
※Grabはバイクタクシーと車のタクシーどちらとも、距離や様々な要素(ラッシュ時かどうか、雨天かどうかなど)よって価格が上下します。
割と出かけまくっても100万VND程度(約5,000円)で収まるはずです。
ちなみにベトナムではタクシーのぼったくりがまだ蔓延っている状態なのでオススメできません。
なるべくGrabを使いましょう。
>> ベトナムの治安ってどうなの?注意点を在住者が詳しく解説
生活用品
契約した賃貸物件で生活していくために、生活用品を揃える必要があります。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- ホウキやちりとりなどの掃除用具(ない場合)
- シャンプーやリンスなどのお風呂用品
- 台所用洗剤やスポンジ
- 洗濯用洗剤や柔軟剤など
- 殺虫剤
ペーパー系、掃除用具などは日本より少し安めの相場のイメージです。
シャンプーやリンス、洗剤はグローバルなブランド(Doveなど)を選ぶと、日本と同じくらいの値段です。
思っているよりも虫が出るので、殺虫剤は必須です。
蟻がとにかく多いですし、Gもたまに見かけます。
これらの生活必需品を揃えるのに、100万VND程度(約5,000円)は準備しておいた方が良いでしょう。
【結論】ベトナム移住時の初期費用はいくら?現金はいくら持ってくればいい?
自分のようないわゆる現地採用の独身の場合、ベトナム移住にあたってはとりあえず24万円程度あれば安心でしょう。
ベトナム移住初期費用の内訳
- 住宅費:15万円
- 生活費:4万円
- 予備費:5万円
- 合計:24万円
家族がいる方は広い賃貸に住む分住宅費が高くなり、その分デポジットも高くなるので、事前に計算しておきましょう。
スーパーやコンビニでは日本のクレジットカードが使えるので、生活は何とかなる
スーパーやコンビニでは、普通に日本のクレジットカードが使用可能です。
Grab food(フードデリバリー)でも、日本のクレジットカードの登録が可能で、そのまま決済できます。
私は楽天カードのMastercardを持ってきていますが、問題なく使えています。
ローカルの屋台や食堂などに行かない限りは、実際の生活シーンで現金を使うことはほとんど無かったりします。
>> ベトナムの通貨ドン(VND)について在住者が詳しく解説!【ベトナム人監修】
最悪、ベトナムの銀行のATMで日本の銀行口座からお金をおろせる
自分も実際にやっていた方法ですが、ベトナムの銀行のATMで日本の口座からキャッシングでお金をおろせます。
その際には、日本で発行されたクレジットカードを使用します。
>> ベトナム移住でクレジットカードが必要な理由とオススメカードを紹介
各ATMにより対応しているカードが異なり、MastercardはダメだけどVisaだとOKということもありますので、確認する必要があります。
おすすめは、ホーチミン1区日本人街近くにあるCitibankのATM。
CitibankのATMの最大のメリットは、1日あたり最大600万VND(約3万円)引き出せるところです。
ベトナムの他行のATMは1日あたり最大300万VND以下のところが多いです。
多額の現金を引き出す必要がある場合は、単純に手間が半分になるためとても便利です。
ちなみに自分は、家のデポジットの支払いと一緒に翌月分の家賃も同時に支払うことを知らず、持ってきた現金が足りなくなりました。
このCitibankのATMに数日通い、楽天カード(Mastercard)経由で10万円程度キャッシングしました。
【ベトナム移住時の初期費用はいくら?】まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ベトナムに移住する時に初期費用はいくらかかるのか、そしていくら日本からお金を持ってくればいいのかについて紹介しました。
ベトナム移住を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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