- ベトナムってテロなどの危険性はあるの?
- ベトナムは日本より危ない?
- ベトナム移住を考えているが、実際に住んでみて治安はどう?
この記事では、在住者視点でのリアルなベトナムの治安について紹介します。
私はベトナム人の妻と、ホーチミンに在住しています。
せっかく楽しみにしてきたベトナムで、嫌な思いをしたくはありませんよね!
この記事を読めば、ベトナムの治安と注意点を理解することができるので、危険な目に遭う可能性を低くすることができますよ!
ベトナムの治安ってどうなの?注意点5つを解説!
numbeo.comによると、2022年の最新の世界治安ランキングでは68位でした。(日本は9位)
「68位って、結構治安が悪いのでは?」と思うかもしれません。
しかし、ベトナムでテロなどの類の危険を感じたことはなく、ポイントをしっかり押さえておけばそこまで治安は悪くないです。
ここでは、ベトナムの治安で気を付けるべき犯罪と対策について紹介します。
ひったくりやスリ
ひったくりやスリは、ベトナムで一番日本人が被害に遭いやすいタイプの軽犯罪です。
例えば、こんな状況が考えられます。
- 市場の中で人混みの中をリュックを後ろに背負っていたところ、リュックがナイフで切られて財布を盗まれていたことに後で気づいた。
- スマホを後ろから走って来たバイクに一瞬でひったくられた。
日本と同じ危機意識でいると、簡単に所持品を盗まれてしまいます。
ベトナムでは現地の人もひったくりやスリにかなり注意を払っているくらいなので、外国人である日本人の私たちは細心の注意を払うべきです。
ひったくりやスリに遭わないための対策
- 混雑しているところでは、絶対に所持品を体の後ろに保持しないこと。
- 持ち物は必ず胸の前でキープして、カバンの口を常に閉めておくように注意を払うこと。
- たすき掛けのバッグの場合は、横にバッグを持たないこと。
- 外でむやみにスマホや財布を出さないこと。
- 外では常に周りに注意しておくこと。
- Grabなどでどうしてもスマホを使いたい場合は、壁に向けて使うこと。
タクシーのぼったくり
タクシーのぼったくりも、ベトナムで日本人が被害に遭いやすいタイプの軽犯罪の一つです。
例えば、こんなケースです。
- タンソンニャット国際空港の到着口で「タクシー」と声を掛けられて乗車したところ、降車する際に料金メーターを見せられて、実際は50万ドンの表示であったところ50米ドルを請求され、運転手が怒っていたので怖くなって支払ってしまった。
- タンソンニャット国際空港の正規のタクシー乗り場に待機中のタクシー(大手のタクシー会社のものではなく、会社名不明)に乗車したところ、降車する際に料金メーターを見せられて、実際は15万ドンの表示であったところ、150万ドンを請求されたが、知人のベトナム人にその場で電話をして解決してもらった。
- ベンタイン市場での買い物帰りに雨が降っていたため、周辺で待機していたタクシーを「VINASUN TAXI」だと思って乗車したところ、メーターの周りが早く、通常の10倍近い乗車賃となった。降車時に確認したところ、車体の色や模様は似ているが違う会社の名前が書かれたタクシーだった。
引用:在ホーチミン日本総領事館より
ベトナムでは悪徳タクシーが横行しており、危険な乗り物という認識です。
私もベトナム人の妻も、基本的にタクシーは使用しないようにしています。
タクシーのぼったくりに遭わないための対策
- 基本的にGrabを使うこと。
- 観光地や空港などで客引きしてくるタクシーには絶対に乗らないこと。
- 街中の流しのタクシーには乗らないこと。
- どうしてもタクシーに乗らないといけない場合は、信頼のおけるホテルやレストランで呼んでもらうこと。
交通マナーの悪さ
犯罪ではないものの、ベトナムの交通マナーの悪さは、日本の交通事情からは考えられないくらい酷いものです。
例えば、こんなケースです。
- バイクが道を逆走する。
- バイクが歩道を走ってショートカットする。
- 横断歩道を渡ろうとしても、車やバイクは100%止まってくれない。
ベトナムの公道においては、バスやトラックなどの車体の大きな車が一番パワーを持っており、続いて自家用車、バイクで、歩行者は一番弱い立場です。
そのことから、道を渡る時は細心の注意を払う必要があります。
ベトナムの交通マナーの悪さの対策
- 基本的に信号がないので、なるべく道路は渡らないようにすること。
- どうしても道路を渡らないといけない時は、他の人が渡っているのについていくこと。
- 歩道にもバイクが乗り入れてくるので、歩道だからと言って絶対に気を抜かないこと。
両替のごまかし
両替のごまかしも、ベトナムで日本人が被害に遭いやすいことの一つです。
例えば、こんなケースです。
- 両替で渡されたのが、500,000ドン紙幣と思っていたら、50,000ドン紙幣だった。
- ベトナムドンの桁数が多いので、ベトナムドンの扱いに慣れていない旅行者だと気づかないだろうと思われ、金額を少なく渡してくる。
ベトナムドンは桁数が多いので、慣れていないと数えるのも大変です。
両替のごまかしに遭わないための対策
- 両替後のベトナムドンを確認しやすくするために、5万円以上のような高額を一度に両替しないこと。
- 両替した後に、金額が足りているかどうかを必ず店内で確認すること。
- お札を色で判断せずに、きちんとお札の金額の0の数までチェックすること。
屋台やレストランなどでの食中毒
屋台やレストランなどでの食中毒は、厳密には治安とは違いますが、ベトナムでは日本人が被害に遭いやすいことの一つです。
例えば、こんなケースです。
- ローカルの寿司レストランで生牡蠣を食べたら、数日後から下痢が止まらなくなった。
- 食堂で魚介類の鍋を食べたら、吐き気と下痢が止まらなくなった。
ベトナム人の妻もよく言っていることですが、ベトナムは衛生観念がまだまだ発展途上の国です。
屋台やレストランなどでの食中毒に遭わないための対策
- 生モノはどれだけ食べたくても、絶対に食べないようにすること。
- 肉や魚は確実に火を通すようにすること。
- 衛生管理が行き届いていない屋台ではあまり食べないようにすること。
ベトナムに必ず持って行きたい治安対策グッズは?
ここまで、ベトナムでは治安が悪くないとはいえ、軽犯罪は起こりうるという話をしました。
ここで紹介するグッズで被害を未然に防ぐことができたり、被害を最小限に抑えることができます。
ベトナム旅行前にチェックしてみてくださいね。
海外旅行保険への加入は必須
ベトナムでは海外旅行保険への加入は必須です。
交通マナーの悪さから来る事故のリスクや、衛生面の悪さから来る病気のリスクが日本と比べると格段に高いからです。
短期間の旅行であれば海外旅行保険に改めて加入するまでもなく、普段使っているクレジットカード付帯の海外旅行保険で十分です。
もし加入していないのであれば、楽天カードの付帯保険でOKです。
無料で作れて、現地のATMでキャッシングすることも可能なので、1枚持っておくと便利です。
≫ ベトナム移住でクレジットカードが必要な理由とオススメカードを紹介
インターネット環境
Grabを呼ぶ時やGoogle Mapを確認したい時に、インターネット環境は必須です。
ベトナムでは、カフェやショッピングモールなどでWi-Fi環境が整っているとはいえ、外にいる時に使えないと割と困ることが多いです。
一番安くベトナムでインターネットを使うことができるオススメの方法は、SIMフリースマホでSIMカードを差し替えることです。
日本でSIMカードを買っていって、ベトナム到着後にSIMを差し替えれば、たった数百円でベトナムのインターネットを手に入れることができます!
≫ 【ベトナム旅行】SIMカードは日本で購入して持って行くべき?
南京錠
外出時に南京錠でリュックサックやカバンのファスナーを完全に閉めておくことは、非常に有効なスリ対策です。
あまり大きいとかさばるため、小さめでしっかりしているものを選ぶのがポイントです!
セキュリティウォレット
貴重品を服の下で体に巻き付けておくためのセキュリティウォレットです。
パスポートやお金などは、スリやひったくり犯に狙われやすいバッグではなく、こちらでキープしておくと安心です。
スマホリング
ひったくりを避けるために、外でスマホを使うことは避けた方が良いです。
しかし、Grabを呼ぶ時やGoogle Mapを確認したい時など、どうしても外でスマホを使わざるを得ない場面が出てきます。
そういう時にスマホリングがあれば、スマホをしっかりホールドできるので簡単には取られない安心感があります。
常備薬
ベトナムでは、いくら気を付けていてもご飯にあたってしまって腹痛になってしまうことはあるあるです。
飲み慣れている胃腸薬や解熱剤を持ってきておくと、安心感が違いますよ!
【ベトナムの治安ってどうなの?】まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ベトナムの治安について、具体的なケースと対策も合わせて紹介してきました。
この記事で紹介した注意点に気を付けて対策すれば、ベトナム旅行の時に危険な目に遭う確率がかなり低くなります。
ベトナム旅行に行かれる方やベトナム移住を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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