- ベトナム移住する前にやっておくべき準備は何?
- 日本を出国する前に必ずやっておかなければならない手続きはある?
私は2021年からベトナムに移住しており、現在はベトナムで出会ったベトナム人の妻とホーチミンに在住しています。
この記事では、ベトナム移住前にやっておくべき準備と、公的機関での手続きをリストで紹介していきます。
この記事を読めば、ベトナム移住前の準備は取りこぼしなく完璧にできますよ!
【最重要】ベトナム移住前に日本で必ずやるべきことリスト
- ベトナムでの仕事の内定を得る
- パスポートの期限確認&更新
- ベトナム行き航空券を購入
- 家探しする期間中のホテルを予約しておく
- ベトナムでの初期費用の準備
- ベトナムで使うクレジットカードを準備
- 役所での転出手続き
- SIMフリースマホの準備
- 荷物の準備
一つ一つ解説していきます。
ベトナムでの仕事の内定を得る
ベトナム移住の最初の関門はビザの取得です。
ベトナムは長期滞在のビザの種類が限られています。
もしあなたが留学生や駐在員でない限りは、現地採用でベトナム移住するのが長期滞在ビザを取得する一番簡単な方法です。
現地採用で在ベトナム企業から内定を得られると、最大2年間(更新可)の滞在許可証がもらえます。
ベトナムで仕事を探す方法
ベトナムでの仕事探しは、転職エージェントが一般的です。
ベトナムには日系の転職エージェントが山ほど進出していて「ベトナム 求人」「ベトナム 転職エージェント」などでGoogleで検索するとたくさんヒットします。
とりあえず何社かのサイト内で求人を見てみて、興味のある求人があったら応募します。
ベトナムのビザの相談もできる
ビザのことで質問があれば、転職活動中であれば転職エージェントに聞きましょう。
内定が決まった後であれば、内定した企業からビザの取得についてやり取りをします。
パスポートの期限確認&更新
ビザの心配がなくなった後は、まずパスポートの期限を確認します。
期限が1年未満なら日本で延長することをおすすめ
もしパスポートの期限が1年未満の場合は更新することができるので、5年や10年で延長することをおすすめします。
なぜなら、一時滞在許可証(TRC)の期限がパスポートの期限に紐づくからです。
労働許可が出ている場合、通常2年分のTRCが発給されますが、パスポートの期限が2年以下だとその期限分しか発給されないことになります。
日本でパスポートの期限の延長をした状態でベトナムに渡航することを強くおすすめします。
運転免許証の期限もついでに確認しておく
運転免許証も期限が切れないかどうか確認しておいた方が良いです。
ベトナム移住後は日本になかなか帰らないと思うので、残りの期限が1年以内であれば運転免許証の更新はしておいた方が良いです。
ベトナム行き航空券を購入
ベトナムでの仕事が決まったら、内定先の会社と相談して渡航日を決めます。
渡航日が決まって真っ先にやることは航空券の購入です。
航空券の選び方
航空券の料金は早く予約すると安くなるシステムなので、なるべく早い段階で予約します。
ベトナム移住の際のフライトは預け荷物が多くなりがちなので、JAL・ANA・ベトナム航空のフルサービスキャリアを選ぶ方が良いでしょう。
LCCはかなり安いですが機内持ち込み荷物しか含まれておらず、預け荷物は別途購入しなければならないので、あまりメリットはありません。
おすすめの航空券予約サイトは
家探しする期間中のホテルを予約しておく
航空券を予約したら、今度はベトナムに到着してから滞在するホテル探しです。
これはベトナムに着いてから家を探すことになるので、家を契約するまでの間滞在するホテルになります。
滞在ホテルは会社から近いところで1週間ほど予約
最初は会社で働きながら、ホテルを拠点に平日の夜や土日に家を探すことになると思います。
とりあえず最初の1週間は、会社から近いところでホテルをとって、家探しに集中しましょう。
おすすめの予約サイトはAgodaです。
ベトナムでの初期費用の準備
ベトナム渡航して給料が出るまでの最初の約1ヶ月間は、日本から持って行ったお金を使います。
ベトナム渡航して最初の頃は、主に賃貸のデポジットの支払いでまとまったお金が必要です。
単身の現地採用の初期費用の目安は25万円前後
単身で来る現地採用であれば、だいたい25万円あれば最初の1ヶ月は乗り切ることができます。
結論、初期費用は家賃次第で変わります。
ベトナム移住にかかる初期費用については、下記の記事でさらに詳しく解説しています。
≫ ベトナムに移住する時の初期費用はいくら?どれくらい貯金した方が良い?
ベトナムで使うクレジットカードを準備
ベトナムではクレジットカードがあった方が良いです。
理由は3つあります。
- 初期費用で日本から持ってきたお金が無くなった時、ATMでキャッシングできる。
- Grabにクレジットカード登録できるので、現金決済しなくて済む。
- お店で使えることも多いので、多額の現金を持ち歩かなくて済む。
クレジットカードがあると、いざという時のライフラインになる
ベトナム移住において、クレジットカードは一種のライフラインと言っても過言ではないです。
特に移住初期の頃はベトナムの銀行口座にお金が少ないので、日本から持ってきたクレジットカードに頼る機会が多くなりがちです。
また、ベトナムドンが必要になった時、ベトナムのATMで日本のクレジットカードでキャッシングできるので、その点も安心です。
ベトナムに持って来るクレジットカードに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
≫ ベトナム移住でクレジットカードが必要な理由とオススメカードを紹介
SIMフリースマホの準備
ベトナム移住において、SIMフリースマホの準備は地味ですがかなり大事なポイントです。
自分のスマホがSIMフリースマホでない場合、ベトナムで契約したSIMが使えないので大問題です。
SIMロック解除手続きを行うだけで良い
とはいえ、新しくSIMフリースマホを購入する必要はなく、お使いのキャリアでSIMロック解除の手続きを行えばOKです。
もし現在格安SIMを使っている場合は、SIMロックは既に解除されているのでそのままで大丈夫です。
楽天モバイルだと1000円ちょっとで日本の携帯番号をキープできて、ベトナムでも4G回線を2GB使える
もし日本の携帯番号をキープしたい場合は、楽天モバイル一択です。
楽天モバイルは月額料金が1000円ちょっとで、追加料金なしで2GBまで海外ローミングができます。
au、ドコモ、ソフトバンク、その他格安SIMだと、月額料金は同じくらいであっても海外ローミングは別料金で高額な場合が多いです。
≫ ベトナム移住で日本の携帯番号を維持するには『楽天モバイル』一択な理由を解説!
役所での転出手続き
渡航の2週間前以降になったら、役所で海外転出手続きを行います。
現地採用の場合は、基本的に住民票を抜く
現地採用であれば、1年以上働くことを前提でベトナムへ移住するので、住民票を抜く手続きを行います。
住民票を抜く=海外転出の手続きで、転出届に転出先をベトナムと書くと海外転出したことになります。
住民票を抜くと、住民税・国民健康保険の支払いをしなくて良くなる
海外転出の手続きが済むと、住民票が日本に無くなるので、住民税と国民健康保険の支払い義務がなくなります。
国民年金も支払い義務はなくなりますが、任意加入も可能です。
【注意】住民票を抜かなければ、住民税と国民健康保険の支払いは続く
ベトナム移住後は日本の国民健康保険は使わず、企業が用意してくれる海外旅行保険に加入します。
なので、日本での国民健康保険の支払いは無駄になります。
何も手続きをしなければ国民健康保険の支払いは続くので、ベトナム移住前に必ず手続きを済ませましょう。
荷物の準備
役所の手続きなどと並行して、ベトナム渡航前の荷物の準備を行います。
荷物は基本的に各自必要なものを持参しますが、荷物選びの注意点をここで紹介します。
必要な服装は各都市によって違うので注意
ハノイだと日本の冬用の服が必要ですが、ホーチミンでは夏用の服だけで十分、のような感じで、ベトナムでは都市ごとに必要な服装ががらりと変わります。
下記の記事にて各都市で持って行くべき服装を紹介しているので、参考にしてみてくださいね!
≫ ベトナム旅行の服装は何を着ていく?|ハノイ・ダナン・ホーチミンで紹介
電圧の関係上、電化製品はベトナムで購入した方が良い
日本(100V)とベトナム(220V)の電圧は違うので、ドライヤーなどの電圧が違うと使えない電化製品はベトナムで買った方が良いです。
もしくは変圧器を持って行きましょう。
常備薬だけは日本のものを持って来るべき
ベトナムの薬は効果が強すぎると感じたことが多々あったので、解熱剤や胃腸薬などの良く飲む薬は日本のものを持ってきておくことをおすすめします。
ベトナム移住後にやるべきこと
- 海外在留届の提出
- 家探しをする
- ベトナム独自のアプリを使いこなす努力をする
海外在留届の提出
ベトナムに到着したら、その日の夜にでも海外在留届を提出します。
海外在留届はわざわざ大使館へ行かなくても、オンラインで提出できます。
海外在留届の届出は義務
※ 旅券法第16条により、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に速やかに在留届を提出することが義務付けられています。
外務省ホームページより引用
海外在留届を提出するとベトナムの重要な情報がメールで配信されるので便利
海外在留届を提出すると、こんな内容の注意喚起のメールがたまに送られてきます。
- 「デング熱が流行しているので注意してください」
- 「スリやひったくりが多発しているので注意してください」
海外在住者にとって、こういった情報は自分の身を守るために非常に重要です。
家探しをする
ベトナムに来たら、定住先が必要なのでまずは家探しをします。
ハノイやホーチミンなどの都市部であれば日系の不動産屋が複数あるので、日系で家探しをサポートしてもらうときちんと対応してもらえます。
家探しにおすすめのサイトは、下記記事にて詳しく紹介しています。
≫ ホーチミンで賃貸を探す時のおすすめサイト3選【2022年最新】
家探しで重要視すべき点
家探しでは家の中の間取りや広さで選びがちですが、ベトナムにおいては周りの環境を考慮することが大事になってきます。
例えば、近くにスーパーやコンビニがあるかどうかです。
ベトナムでは、特にローカルエリアで長距離歩くことはかなり困難を極めます。
かと言って、いちいちタクシーに乗ってスーパーに行くのは、回数を重ねるとかなり面倒です。
ベトナム独自のアプリを使いこなす努力をする
ベトナムでは生活に必須、もしくは使えると便利なアプリがたくさんあります。
≫ ベトナム移住で便利なアプリ5選|電子決済、デリバリー、チャット
特にGrabはどこかに行きたい時、食べ物をデリバリーしたい時などに使えると、めちゃくちゃ便利です。
【ベトナム移住前にやるべき準備をリストで紹介】まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ベトナム移住前にやっておくべき準備と、公的機関での手続きをリストで紹介しました。
ベトナム移住の準備は、意外とやることが多くて大変ですよね。
とりあえず最低限、パスポートの期限確認と役所での手続きは忘れないようにしましょう。
荷物の整理だけになったら、あと少し。ぜひベトナム移住を楽しんでくださいね!
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