ベトナムサッカー後の嵐『Đi bão』とは？【ベトナムの活気の象徴】

先日31回目のSEA Gamesが行われ、ベトナム代表が見事優勝しました。

その後、夜の街はこんな感じに変貌します。

この様相が『嵐』のようだということで、ベトナム語では『Đi bão（嵐をしに行く）』という言葉があるほどです。

この記事では『Đi bão』の時の街の様子をレポートしていきます。

この記事を読めば、サッカーベトナム代表の試合後の街の様子が分かりますよ！

 

ベトナムのサッカー後の『Đi bão』は小さく始まる

7区でBBQを食べながらサッカー観戦をした直後の街の様子です。

家族単位で国旗を振って、小さくお祝いをしていました。

ここは街の中心からは外れた場所なので、そこまで盛り上がってはいませんでした。

 

『Đi bão』を見るために少し街の中心を通ってみる

優勝決定後20分くらい経った後のグエンフエ通りの歩行者天国付近の様子です。

とりあえずどんな感じか見てみようと通りましたが、続々と国旗を持った人たちが街の中心部に集まってきつつありました。

 

グエンフーカン通りの『Đi bão』はどんな感じだった？

優勝決定後30分くらい経った後のNguyễn Hữu Cảnh（グエンフーカン）通りのSaigon Pearl周辺です。

少し外れているからか、家族単位ではしゃいでいる姿しか見えませんでした。

 

『Đi bão』で警察に捕まる人もいた

同じくNguyễn Hữu Cảnh（グエンフーカン）通りで、Vinhomes Golden River付近の様子です。

ピックアップトラックの荷台に複数人乗って、国旗を振りまくっていました。

妻曰く「この日だけは警察も大目に見るから捕まることはない」と言っていましたが、上の画像の右側にいた警察に見事に捕まっていました。

 

トンドゥックタン通りの『Đi bão』はどんな感じだった？

ホーチミンで一番賑わっているグエンフエ通りに近づくにつれて、このような感じでだんだんと人が多くなっていきます。

Đi bãoの嵐の中では、ワールドカップの南アフリカ大会の時に有名になったブブゼラの音がとにかくうるさいのですが、普通に道端で売ってました（笑）

 

一番『Đi bão』がすごかったのはどこ？

ホーチミンでĐi bãoが一番すごかったのは、チャンフンダオ（陳興道）像のラウンドアバウトのあたりからグエンフエ通りあたりにかけてです。

ラウンドアバウトの中は、完全に渋滞してストップします。

そしてブブゼラでめちゃくちゃうるさいです。

ラウンドアバウトの中を抜けるには、普通の時であればどんなに混雑していても1分以内で抜けることができます。

今回Đi bãoの中ラウンドアバウトを抜けるために15分以上を費やしました。

本当にすごい交通量でした。

ラウンドアバウトを抜けてもこんな感じで大渋滞が続きます。

ここにきて国旗所持率がめちゃくちゃ上がりましたね。

国旗売りが出現していましたが、この時だけは確かにみんな買うと思うので、ベトナム人は本当に商売上手ですね（笑）

とにかくお祭り騒ぎで、車のルーフから体を乗り出して旗を振る人もいました。

バイクの荷台に立ってベトナム国旗を振りまくるお姉さんもいました（笑）

後にも先にも、この時しかこのレベルの混雑具合を見たことがありませんでした。

 

トンドゥックタン通りを4区側へ通り過ぎると『Đi bão』が落ち着いた

『Đi bão（嵐をしに行く）』というだけあって、本当に嵐のような時間でした。

4区に渡る橋のところまで来ると、交通量がかなり落ち着きました。

この時点で夜22時を過ぎていましたが、4区から1区の中心部に行く方角は写真のようにすごい混雑具合だったので、これからさらに中心部は盛り上がっていくんだろうなと感じました。

 

結論：旅行者はベトナムサッカー代表が優勝をかけている日は避けた方が良いです

旅行に行く日がベトナムサッカー代表が優勝する日と被ることはそうそう無いとは思いますが、できるだけサッカーベトナム代表の優勝決定がかかっている日は避けた方が良いです。

もし運悪く日にちが被ってしまった場合、1区の中心部のホテルはブブゼラの音やバイクの音、人が叫ぶ音でとんでもなくうるさいはずです。

1区の中心部のホテルは外して、別の区で宿泊したりすることを強くオススメします。

 

私のYouTubeチャンネルでは、この記事で取り上げたĐi bãoの様子を動画で紹介しています。

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