- 内向的な人の仕事の選び方を知りたい。
- 失敗談から、内向型の自分に合う仕事の選び方を学びたい。
私は人との関わり合いが苦手で、いわゆる内向型人間です。
今まで3年以上続いた会社がありません。
そんな私は日本で転職を繰り返し、現在はベトナムに移住し、IT系の仕事に就いてストレスフリーで楽しく働いています。
この記事では、内向型の私の転職の失敗談を紹介した上で、そこから内向的な人がどう仕事を選ぶべきかを考察していきます。
この記事を読めば、私のような失敗を繰り返さずに、内向的な人でもストレスフリーな生活を得ることができますよ!
内向的な人に営業職は向いていない
内向的な人には営業は向いていません。
今でこそ自分が内向的なことを自分が一番理解しているので、絶対に営業職は選びません。
でも、新卒の時は若かったので「なんとかなるだろう」という甘い気持ちで選んで大失敗しました。
新卒で失敗しがちなのが、就活から解放されたい気持ちで合わない仕事を選んでしまうこと
内向的な人あるあるで、面接が極端に苦手です。
内向型の私も面接がめちゃくちゃ苦手で、就活がかなり難航していました。
そんな中、とある商社から「営業であれば採用する」と言われたため「営業嫌だな」と思いながらも、就活から解放されたすぎて入社を決意。
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営業の仕事内容はゴリゴリの外向型
営業時代の仕事内容は、こんな感じで内向型が得意なことははっきり言ってゼロです。
- お客さんとの折衝
- 月一の報告会議
- 電話番
この頃は、内向型の自分にとってはストレスでしかなくて、よく3年近くも我慢したなとほめてあげたいくらいです。
特にシーンとしている事務所の中でかかってくる電話を取ることが一番ストレスで、みんなに聞かれている感じが本当に嫌いでした。
報告会議も発表はあるし、人と会うのが苦痛な自分にはお客様との折衝もストレスでした。
内向的な人には工場の仕事は親和性が高い
約3年ストレスを抱えながらも営業を頑張りましたが、「自分にはやっぱり合わない」と思い、
2社目は自動車部品会社の工場の生産管理です。
工場の仕事は、仕事自体が内向きなので内向的な人でも割と大丈夫
工場の仕事は「生産すること」が目的の場所なので、どこを切り取っても内向きの仕事ばかりです。
- 製造はひたすら製造する。
- 生産管理は納期に間に合うように部品を準備し、製造ラインに指示する。
- 倉庫管理や保全は基本的に工場内の仕事。
これらの仕事に共通するのは、関わる人がみんな会社内の特定の人だけということです。
部品供給やお客様との納期調整する人は例外的に社外とやり取りしますが、ほぼ全員、関わる人が限定的です。
工場の生産管理の仕事は内向型の自分にとことん合った
私の仕事はざっくり言うと、お客様から受け取った納品リストに対して、各ラインがどのくらいの量を生産するか計算して伝達することでした。
電話はほぼ無く、会議もほぼゼロ、関わる人が限定的で、自分の仕事に集中することができたので、内向型の自分にとことん合っていました。
会社の業績が好調だったこともあり、ボーナスががっぽり入ったので、前職と比較して年収が200万円近く上がりました。
最高の環境でしたが、約2年勤めたところで家庭の事情により退職せざるを得なくなりました。
内向型であることを早く自認しないと大変なことになる
3社目は、田舎の証券会社の営業に転職しました。
まだこの頃は何となく「工場の生産管理は自分に合ってたなぁ」くらいにしか思っておらず、自分が内向的な人間ということを認識していませんでした。
仕事は「住む場所に近い」という理由で選んではいけない
家庭の事情により「自分のやりたいこと・合うか合わないかではなく、住む場所から選ぶ」という仕事の選び方をしました。
しかも、事情があってコネ採用でした。
仕事は「住む場所に近い」という理由で選ばず、絶対に「内向的な自分に合うか合わないか」で選ぶべきです。
理由は、1社目と2社目で学んだことを全く活かせていないマヌケな転職方法だったと後で気づいたからです。
- 田舎の小さい証券会社の職種は「営業」一択。1社目の経験から自分に合わないのは明白だったはず。
- 田舎の小さい会社に大企業レベルの給料は払えません。2社目で給料が高かった理由を分析できていませんでした。
小さい会社は内向型に合いそうで合わない
この会社はとことん合わなくて「これ以上いても時間の無駄だ」と心の底から思ったので、2ヶ月で辞めました。
仕事内容は、お客さんからの注文・現在の相場状況の説明などの電話対応・来訪で、何が楽しいのか分かりませんでした。
そして給料も、新卒の時以下になりました。
一番ショックを受けたのは、こういう小さなオーナー企業は、社長とその息子が神様として崇められること。
会社で稼いだお金は「社員が稼いだお金」という認識でしたが、会社持ちの飲み会の後に社長に「ごちそうさまでした」と言わなければハブられる文化に違和感がありました。
「資本主義は人を使う側が強い」と身をもって体感した瞬間でもありました。
内向的な人にはフリーランスしかないと確信した
証券会社を辞めた後、自営業のお手伝いをしていました。
ここでは自営業の手伝いをしながら、自分のビジネスを持つことに集中しました。
それがブログです。
内向的な人がストレスなしで生きていく道はITの分野しかない
これまで3社経験したことをまとめると、内向的な人の仕事選びの注意点はこんな感じ。
- 営業は合わないので、絶対に選ばない。
- 電話取るのが憂鬱だから、電話がない仕事を選びたい。
- 関わる人が限定的なら大丈夫。
- 仕事内容で仕事を選ぶべき。
この頃には自分が内向的だと自認していて、自分なりに内向型の人に合う仕事とは何か整理した結果、自分ひとりでできるブログが最適だと確信。
やってみたはいいものの「やっぱりブログは難しいなぁ」と感じました。
なので、Webサイトとは何か、マーケティングとは何かを身をもって学ぶため、実際にIT企業に入社して修行することを決意します。
ストレスフリーで働くためには、嫌な仕事も耐える時期も必要
IT企業へ入社しようと決意したものの、この時点で35歳でした。
「未経験でプログラマーしたい!」とか言っても、どの企業も相手にしてくれません。
そんな時に目にしたのが、ベトナムの「未経験OK」のWebディレクターの求人でした。
Webディレクターの仕事は、苦手な顧客との折衝が含まれることは承知の上で応募して、運良く合格することができました。
未経験でWebディレクターに転職する方法はこちらで詳しく解説しています。
さらに詳しく
Webディレクターは想像以上に外向的な仕事だったが耐えた
Webディレクターの仕事は、大きく分けて「営業フェーズ」と「生産管理フェーズ」があります。
「営業フェーズ」では顧客に提案書と見積書を出して契約を取り、「生産管理フェーズ」では自分で取ってきた契約を納品まで面倒を見ます。
思ったより営業要素が強くてくじけそうになりましたが、ストレスフリーな仕事をするために耐えました。
ITの分野でフリーランスになりたい内向型の人は、実際にIT企業で経験を得るのが近道
ベトナムの小さいWeb制作会社でしたが、IT企業で実際に働いて得られたものは大きかったです。
Webサイトがどのように作られるのかはもちろんのこと、内部SEO、マーケティングなど、知識量が以前と比べ物にならないほど増えたことを実感しています。
ITのフリーランスは、プログラマーやデザイナー、ライターなど幅広くありますが、一人でもがくよりも実際にIT業界で働いて経験を得る方が結局早く独立して稼げます。
例えば自分の場合だと、フリーランスのデザイナーにWebデザインを発注していたので、フリーランサーはこういうレベル感の納品で大丈夫なんだというのを肌感覚で知ることができました。
避けるべき職種を避ければ、おのずと良い仕事に巡り合える
避けるべき職種を避ければ、おのずと良い仕事に巡り合えます。
自分の場合は、極端に人と会うのが嫌い、電話も嫌いなので、フリーランスでやっていくと決めてその道をひたすら突き進んできました。
ここまで内向的でない場合でも、営業だけは避けようとか、小さい会社は避けようとか、それぞれの経験に基づいた「避けるべき仕事」を避けていけば、おのずと良い仕事に巡り合えます。
自分がどれだけ内向的かを自認して、今までの仕事歴の棚卸をすれば、「自分が避けるべき仕事」の答えが自然と出ます。
一度きりの人生でストレスを抱えながら生きていくのは、私は嫌です。
ストレスから解放されるために、良い仕事に巡り合えることを祈っています!
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