海外移住者が、日本のテレビを見る時に必ず導入しないといけないのがVPNです。
VPNは海外から日本のテレビを見れるだけでなく、ネットを安全に使えたりサブスクを安く買えたりして、使いこなせるとすごく便利です。
しかし、VPNはまだ世間的に有名というわけではないので「安全なVPN」を判断することは難しいです。

そこでこの記事では、絶対に安全と言い切れる世界で人気のVPN3社を徹底比較しました。
結論、海外から日本のテレビを見たい方にはNordVPN(ノードVPN)をおすすめします。

VPNとは
VPNとは、あなたとインターネットをつなぐ秘密のトンネルです。
秘密のトンネルの中ではデータがすべて暗号化されていて、たとえハッカーにデータを盗まれても解読できません。
また、VPNの秘密のトンネルは日本を通ることで、インターネット上の住所である「IPアドレス」が日本のものに変わります。
海外移住者が日本のテレビを見るのに絶対必要なもの
日本のテレビを見るための動画配信サービスは、著作権の関係上、日本に住んでいる人にしか見れないシステムにしています。
海外から見れない動画配信サービスの例
- ディスニープラス
- Hulu
- アマゾンプライムビデオ
- U-NEXT
- TVer
VPNはIPアドレスを日本のものに変えることができるので、海外からでも日本の動画が見放題になります。
だから海外移住者が日本のテレビを見る時には絶対にVPNが必要です。

海外からの日本のテレビ視聴におすすめVPNの比較表
VPN名 | ![]() |
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対象プラン | スタンダードプラン(2年) | 12ヶ月 | 24月額サブスクリプション |
月額料金 | 3.99ドル(540円) | 8.32ドル(1,109円) | 2.49ドル(337円) |
返金保証期間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
ノーログポリシー | ◎(完全に守られる) | ◎(完全に守られる) | ○(ほぼ完全に守られる) |
暗号化通信 | AES-256 | AES-256 | AES-256 |
キルスイッチ | 対応 | 対応 | 対応 |
第三者機関による監査 | PwCによる監査合格 | PwCによる監査合格 | Cure53による監査合格 |
創業年 | 2012年 | 2009年 | 2018年 |
運営会社本拠地 | パナマ | 英領ヴァージン諸島 | オランダ |
サーバー国数 | 59 | 94 | 65 |
サーバー数 | 5,525 | 3,000以上 | 3,200以上 |
同時接続可能デバイス数 | 6 | 5 | 無制限 |
アプリの日本語対応 | 日本語対応済 | 日本語対応済 | 日本語対応済 |
サポートの日本語対応 | 自動翻訳による日本語対応 | 自動翻訳による日本語対応 | 自動翻訳による日本語対応 |
おすすめ対象者 | VPNを初めて使う方 | VPN上級者 | 固定費を節約したい大家族の方 |
特徴 | 迷ったらコレ!いろんな用途に幅広くオススメ! | 月額が高い分、信頼性の高いVPN! | 大人数・低価格でVPNを使いたい方に! |
公式サイト | NordVPNの詳細 | ExpressVPNの詳細 | Surfsharkの詳細 |
失敗しないVPNの選び方
VPNを選ぶポイントは以下の5つ。
- ノーログポリシーへの対応
- 利用料金
- 同時接続可能デバイス数
- 速度の安定性
- 運営実績が長く、利用者が多い
ノーログポリシーへの対応
VPNが安全かどうかを見極めるのに一番簡単な方法が、ノーログポリシーに対応しているかどうかです。
ノーログポリシーとは、VPNがアクセス情報から個人情報を保存しない、第三者に共有しないという約束のことです。
ただしノーログポリシーが本当に実行されているかどうかまでは利用者からは分からないため、第三者機関による監査を合格することで初めてノーログポリシーの遵守が約束されます。

利用料金
VPNは信頼性が何よりも重要で、利用料金は二の次です。
料金が安すぎるVPNは「何か裏があるのでは?」と疑いましょう。
激安でVPNを提供して利用者を集め、クレジットカード番号などの個人情報を収集して闇市場で売却する、みたいなことはハッカーには簡単なことです。

無料VPNはおすすめできない!
筑波大学のVPN Gateのように、VPNには無料で使えるものがあります。
正直なところ、VPN GateでもVPNの最低限の機能は果たすため、海外から日本のディスニープラスやHuluなどを見ることはできます。
しかし、よほどの理由がない限り、無料のVPNはセキュリティと速度の観点からオススメできません。
VPN Gateを例にとると、管理しているのが筑波大学なので一見信頼できそうですが、サーバー自体は素性の知れないボランティアによって提供されています。
サーバー提供者がもしハッカーだったら、クレジットカード番号やID・パスワードなどの重要な個人情報が簡単に盗まれてしまいます。
そしてサーバー提供はあくまで無償のボランティアなので速度が安定せず、かなり遅いです。

同時接続可能デバイス数
VPNによって同時接続可能なデバイス数は大きく異なります。
個人情報を扱うことの多いパソコン、スマホ、タブレットを中心に、インターネットに接続するデバイスはVPNに接続すべきです。
同時接続可能デバイス数が多ければ多いほど、家族でシェアできるのでコスパが良くなります。

速度の安定性
海外から日本のテレビを見る時、快適に見られなければ意味がないので、VPNによる速度低下をどこまでおさえられるかが重要です。
VPNは世界中にサーバーを設置していて、数が多ければ多いほど速度が安定しやすいです。
速度の安定性は「このサーバーがダメでも、他のサーバーが使える」という選択肢の多さに起因します。

運営実績が長く、利用者が多い
運営実績が長いVPNを選ぶことで失敗が少なくなります。
なぜなら粗悪なVPNはさまざまなサイトで悪いレビューで溢れかえるため、自然に淘汰されるからです。
また利用者が多いVPNだとネット上にたくさん情報があるので、困った時に情報を得やすいという利点があります。

おすすめVPNランキング
NordVPN
利用料金 | 最安値ではないものの、2年プランで月額500円以内におさまります。コスパは抜群です。 |
ノーログポリシーへの対応 | NordVPNは会社の本拠地がパナマにあり、ユーザーの個人情報の取得・保持が法律で規定されていません。そのため、自分の個人情報が外部に漏れる心配がありません。 |
運営実績 | 海外のVPN特化メディアによる調査では、Googleでの検索回数などのネット上の露出度のデータから「世界シェアナンバーワンのVPN」とされています。2012年から10年間の運営実績があるところも信頼性が高いポイントです。 |
速度の安定性 | 世界中にサーバーを設置していて、速度は高速で安定しています。私もずっと使っていますが、動画が見れなくなるほど速度が低下したことは今まで一度もありません。 |
サポートの日本語対応 | サポートの対応者は英語話者ですが、自動翻訳でコミュニケーション可能なので日本語で問題ありません。私も何度かサポートと会話したことがありますが、サポート対応は総じて親切です。 |
こんな人にオススメ! | 一番コスパが良いVPNを求める方。安全性・価格帯・速度のバランスが良いので、初心者の方でも安心して使えます。 |
ExpressVPN
利用料金 | 利用料金は高め。しかし、VPNは安全性が一番重要なので、月間1,000円くらいは多少無理してでも出すべきとは考えています。 |
ノーログポリシーへの対応 | ノーログポリシーに完全対応。データ保持のルールがない英領ヴァージン諸島に本拠地があるので安心です。 |
運営実績 | 海外のVPN特化メディアによるマーケットシェア調査では2位につけました。2009年スタートで、10年以上の運営実績があるところも信頼できます。 |
速度の安定性 | 94か国に3,000以上のサーバーを設置していて、速度はトップクラスで安定しています。快適な動画視聴ができます。 |
サポートの日本語対応 | サポートのスタッフの方は英語ですが、自動翻訳機能でこちらが日本語でも何も問題なくコミュニケーション可能です。簡単に返金申請や解約のやり取りができます。 |
こんな人にオススメ! | 料金よりも老舗だからこその信頼感や速度を求める方。実は1ヶ月プランなら料金が他社とほぼ変わらないので、短期利用にも向いています。 |
Surfshark
利用料金 | 月額たった2.49ドル(300円ちょっと)で利用できるため、VPNとしてはトップクラスの安さです。それに加えて「同時接続可能数が無制限」という付加価値も提供していて、しっかりコスパも高いです。 |
ノーログポリシーへの対応 | ノーログポリシーへの対応は問題ないレベルですが、会社の本拠地があるオランダが9アイズの一員ということもあって完ぺきではありません。とはいえ、危険人物の情報提供などの話であって、個人利用ではあまり影響はありません。 |
運営実績 | 2018年にしたスタートした、VPNの新興勢力です。老舗ほどの信頼度はありませんが、新興勢力らしく他社をよく研究していて、他社より良いクオリティのサービスを提供しようとする姿勢に好感が持てます。 |
速度の安定性 | 65か国に3,200台以上のサーバーを置いていて、速度は他社と同じレベルで安定しています。動画視聴には全く問題ありません。 |
サポートの日本語対応 | 他社と同様、チャットサポートは日英の同時翻訳が入っているので、日本語でサポートを依頼することが可能です。例えばサポートから返金依頼する時は、日本語で対応してくれるので便利です。 |
こんな人にオススメ! | 低価格できちんとしたVPNを使いたい方。同時接続可能数が無制限なので、友達や家族など大人数でVPNをシェアして使いたい人にも向いています。 |
もっと詳しいVPNの選び方のポイント
VPN選びのさらに詳しいポイントを解説していきます。
- サポートへの返金依頼が日本語対応
- 暗号化通信
- キルスイッチ
- 第三者機関による監査
- アプリの使いやすさ
サポートへの返金依頼が日本語対応
どのVPNも返金保証がついていて、期間内に試してみて、ダメなら返金してもらうことができます。
今住んでいる地域によっては特定の動画配信サービスが見れないということもあり得るため、気軽に試せる返金保証制度は重要です。
でも、海外のサービスで一番困るのが、英語を使わないといけないことです。
この記事で紹介しているVPNは全てサポートチャットに自動翻訳機能がついていて、日本語で返金依頼をすることができるので安心です。

暗号化通信
暗号化通信は、個人情報を分割・カプセル化して送受信する技術です。
現在はアメリカの国家安全保障局(NSA)が国家機密を保護する用途で利用する「AES-256」規格が主流です。
「AES-256」は万が一ハッキングされたとしても、解読に何十億年とかかると言われており、現在のテクノロジーにおいてはまさに鉄壁です。

キルスイッチ
ネットが不安定な時にVPNを使っていると、急にVPNがオフになることも稀にあります。
キルスイッチはVPNが切れた時にインターネット接続も即座に遮断することで、個人情報の流出を防ぐ機能です。
万が一の状況に備えることは、インターネット上の安全性を考える上でとても重要です。

第三者機関による監査
ノーログポリシーは、「個人情報を保存しない・第三者に共有しない」と宣言するだけでは全く信頼されません。
ノーログポリシーを遵守していることを世間に認めてもらうためには、第三者機関による監査で合格するしかありません。
ノーログポリシーは宣言するだけならタダです。第三者機関による監査で合格していることもセットで考えて、信頼できるVPNを探すべきです。

アプリの使いやすさ
VPNはインターネット利用とセットで使われるものです。
ネット利用と同時に使われるということは毎日使うはずなので、VPNで提供されているアプリの使いやすさは重要です。
日本語対応は当然として、なるべく少ないクリックやタップ回数で接続できるアプリを提供しているVPNを選ぶべきです。

イチオシはNordVPN
私のイチオシはNordVPN。
結論、みんなが使っているVPNだからこそ信頼できて使いやすいです。
NordVPN
利用料金 | 最安値ではないものの、2年プランで月額500円以内におさまります。コスパは抜群です。 |
ノーログポリシーへの対応 | NordVPNは会社の本拠地がパナマにあり、ユーザーの個人情報の取得・保持が法律で規定されていません。そのため、自分の個人情報が外部に漏れる心配がありません。 |
運営実績 | 海外のVPN特化メディアによる調査では、Googleでの検索回数などのネット上の露出度のデータから「世界シェアナンバーワンのVPN」とされています。2012年から10年間の運営実績があるところも信頼性が高いポイントです。 |
速度の安定性 | 世界中にサーバーを設置していて、速度は高速で安定しています。私もずっと使っていますが、動画が見れなくなるほど速度が低下したことは今まで一度もありません。 |
サポートの日本語対応 | サポートの対応者は英語話者ですが、自動翻訳でコミュニケーション可能なので日本語で問題ありません。私も何度かサポートと会話したことがありますが、サポート対応は総じて親切です。 |
こんな人にオススメ! | 一番コスパが良いVPNを求める方。安全性・価格帯・速度のバランスが良いので、初心者の方でも安心して使えます。 |